top of page

「不登校の構造と解決策」           YUICHI KUDO✖️TeacherTeacher

  • 5月1日
  • 読了時間: 3分


元麹町中学校校長・工藤勇一さんをゲストにお迎えし、なぜ日本の不登校はこれほど深刻になりやすいのか。そして、何をどう変えれば解決に向かうのか。工藤さんはその両方を、具体的に話してくれました。


今回の収録で見えてきたのは、不登校は子どもや親の問題というより、

「構造がつくる問題」だという視点でした。


日本の教育は、決められた学校に通い、そのルートを外れると次に進みにくい「一本道」の仕組みになっています。だからこそ学校に行かなくなった瞬間、子どもは「このまま戻れないかもしれない」という強い不安を抱え、「学校に行けない自分はダメだ」と自分を責め始めてしまう。

この“二次的な不安”こそが、不登校を深刻にしていく大きな要因だと工藤さんは言います。

さらに印象的だったのは、そこから始まる悪循環です。子どもが自分を責める → 親も「育て方が悪かったのでは」と自責する → その苦しさが関係の中でぶつかり合う。良かれと思っての声かけや関わりが、結果的に子どもを追い詰めてしまうこともある。

では、どうすればこの連鎖を断ち切れるのか。

工藤さんが実際の面談で大切にしているのは、とてもシンプルで現実的なアプローチでした。


「心を変えなくていい。行動と言葉を変えよう」

うまくいっていない関わり方を一度やめて、別の関わり方を試してみる。そして子どもに「どうする?」と問いかけ、自己決定の経験を少しずつ積み重ねていく。

また、親から直接伝えるのではなく、「お母さんがあなたのこと褒めてたよ」と人づてに伝えることで、子どもに安心感が生まれるという話もとても印象的でした。

そしてもう一つ、この収録を象徴する言葉があります。

「問題は作られる」

工藤さんが30代の頃に出会った研究者から受けた言葉が、すべての出発点になったと言います。宿題を出さない子は、誰かが「なんで出さないんだ」と言わない限り、問題にならない。かかとを潰した上履きは、誰かが指摘しない限り、問題にならない。

大人が「問題だ」と言うから問題になる。逆に言えば、不登校を問題として扱わなければ、問題の深刻さは変わる。と、工藤さんは言います。


不登校をどう捉えるかで、その重さや意味は大きく変わる。そして実は、学校以外にも学びのルートはすでに存在しています。そうした事実を知るだけでも、子どもや保護者が抱える不安は大きく和らぐ可能性があります。

今回の収録では、こうした構造の話だけでなく、実際の面談でどのように関わりを変えていくのか、親子関係がどう変化していくのかまで具体的に語っていただきました。

なぜ日本の不登校は深刻化しやすいのか。そして、何を変えれば解決に向かうのか。具体的に何をするか。工藤さんが実際の面談で使っているアプローチを話してくれました。



福田はるかnote本編では、解決のための3つのアプローチを紹介しています。気になる方はぜひ福田はるかnoteも読んでみてください。

 
 
bottom of page